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PS4でBluetoothイヤホンを使用する方法!でもチラッとご紹介しましたが、今回はニンテンドースイッチの音声をBluetoothイヤホンで聴く方法をご紹介していきます♪
ニンテンドースイッチのBluetooth機能を使ってイヤホンは使えるのか?
ニンテンドースイッチにはJoy-ConやProコントローラーを使用するために『Bluetooth機能』が内蔵されています。
この機能を使ってBluetoothイヤホンやヘッドホンを使うことができるのか?
結論から言うと、残念ながら使用することはできません。
というのも、実はニンテンドースイッチに搭載されているBluetooth機能はゲーム音声やマイク音声を送受信するために必要な”Bluetoothオーディオ”に対応していないのです。
しかし、ある2つの方法を使うことで”Bluetoothオーディオ”に非対応のニンテンドースイッチでも、ワイヤレスでイヤホン及びヘッドホンを使用することができるようになります。
そのうちの一つは「本体に挿すだけでOK!」という超お手軽な方法なので特に必見です!
ニンテンドースイッチでBluetoothイヤホンやヘッドホンを使用する方法
ニンテンドースイッチでBluetoothオーディオを使用するには、2つの方法があります。
それぞれ詳しく見ていこうと思います。
①ニンテンドースイッチにUSB型の『Bluetoothドングル』を挿して使う
Bluetoothドングルとは、簡単に言えばニンテンドースイッチから出力される音声をワイヤレス化してBluetoothで飛ばすことができますよー。という製品です。
今回使用したのは、こちらのBluetoothドングル。
要はニンテンドースイッチ本体にBluetooth機能が内蔵されていないのであれば、外付けのUSBドングルを通して音声をワイヤレス化してしまえばいいということですね。
スイッチ自体はUSB-Cのイヤホンやそれに対応したスピーカーから音を出すことには対応していますので、スピーカーの代わりに音声出力を受けたものをBluetoothで発信してしまおうというわけ。
スイッチ本体のUSB-C端子に取り付けてある薄っぺらい板みたいなものが、今回使用したBluetoothドングルです。
様々な形状のものが発売されていますが、僕が使用しているのは突起が少なく操作の邪魔になり辛い板状のタイプ。
コンパクトで小さく扱いやすいのでかなり気に入っています!
今回の方法では、この製品をニンテンドースイッチのUSB-C端子に挿して使用します。
音質が有線と比べてほとんど劣化しないのはもちろんのこと、この製品は僅か0.04秒という超低遅延に対応したBluetoothコーデック「aptX LL」に対応しており、音ズレにシビアなFPS系や音ゲーでも違和感なくプレイすることが可能です。
非常にシンプルながら、主要機能はきっちりと詰め込んできた使いやすい製品だと思います!
詳細は別の記事にまとめていますので、気になるという方は合わせてご覧くださいー。
なお、こちらの製品は付属の変換アダプターを使えば”TVモード”で使用することも可能です。
使い方はUSB-A(変換アダプター)にBluetoothドングルを差し込むだけなので特に特別な手順などは必要ありません。
非常に簡単でとてもシンプルです。
②テレビの音声を全てワイヤレス化できる『Bluetoothトランスミッター』を使う
ニンテンドースイッチの音声をBluetooth化するもう一つの方法は、テレビ側の音声出力に『Bluetoothトランスミッター』を使うやり方です。
先ほどご紹介した『Bluetoothドングル』とは違い、Bluetoothトランスミッターではトランシーバー機能(音声を送る機能)とレシーバー機能(音声を受ける機能)の両方に対応しており、Bluetoothイヤホン・ヘッドホンに音声を送り出す送信機としても有線スピーカーや有線イヤホンなどをワイヤレス化するための受信機としても使える多様性があります。
今回の場合では、テレビ側の音声をBluetoothイヤホン・ヘッドホンに送るために『トランシーバー機能』だけを使用します。
文字で書くとややこしく感じるかもしれませんが、要は「テレビから出る音声を全てBluetooth化して出力しちゃおう」というだけで、やることはすごく単純です。
この方法の良いところは、テレビから出る全ての音声をBluetooth化して出力が可能なところ。
つまり、テレビから出る音であればテレビ番組やYouTube、アマプラなどのサブスクリプション系の映画音声までも全てBluetooth化して聞くことができちゃう優れものなのです!
この手の製品では周辺機器メーカーの「Anker」が有名ですね。スマホアクセサリーなどを手掛けているので信頼実績も高いです。
※掲載中の製品は生産が終了したようです
詳しい使用方法は上の記事を参照してもらうとして、ここではざっくりとテレビ出力のBluetoothトランスミッターのメリットをご紹介しましょう。
- テレビから出る音声を全てBluetooth化できる
- 音声遅延が殆どない「aptX-LL」が使える
- ゲーム以外の動画や映画もワイヤレス化
- バッテリー内蔵で電源がなくても使える
接続は基本的にはノイズが乗らない光デジタルケーブルを使用しますが、お手持ちのテレビが光デジタル出力に対応していない場合は3.5mmステレオジャックが使用できます。
機能的に嬉しいのが、ゲームをワイヤレスで遊ぶときに一番問題となる遅延がほとんど発生しない「aptX-LL」に対応していること。
バッテリー内蔵型なので電源がなくても約20時間は使用できるというメリットがあります。
ニンテンドースイッチだけでなく、他のゲーム機でも使いたい。YouTubeや映画などの映像コンテンツもBluetooth化したいという場合は、トランスミッターを選んだほうが満足度は高いと思います!
TVモードでケーブルレスでゲームが出来るのは本当に快適!
以上、ニンテンドースイッチの音声をBluetoothイヤホン・ヘッドフォンで聴く2つの方法をご紹介してきました。
ちなみに、USB型のBluetoothレシーバーというものも販売されていますが、こちらはPC用でインストールが必要となるので使用することができません。(インストールが必要なものはニンテンドースイッチ等のゲーム機では使うことはできません)
長くなりましたが、ご紹介した製品はどれも高品質で非常に使いやすいので、ニンテンドースイッチでBluetoothイヤホンやヘッドホンを使いたいという方は是非一度チェックしてみることをお勧めします!
豆知識:aptX-LLの遅延は約0.04秒!
本文で出てきた「aptX-LL」Bluetoothコーデックですが、音質が殆ど劣化しないにも関わらず約40ms(0.04秒)という低遅延を実現しています。
人間の反射神経の限界が0.03秒と言われているので、常人ではほぼ遅延を感じることは無いレベルですね!
iPhoneに使用されているBluetoothコーデック「AAC」に比べて「aptX-LL」は1/3の音声遅延しかありません。
実際にスプラトゥーンやフォートナイト等のTPS系のゲーム、太鼓の達人などの音ゲーをプレイしましたが、特に遅延感じることなく快適にプレイできました。
Bluetoothイヤホンでゲームをするときは、できるだけ低遅延を謳っているBluetoothコーデックを使うことが、後悔しないお買い物のコツといっても過言ではないと思います。
①ニンテンドースイッチにUSB型の『Bluetoothドングル』を挿して使う。
②テレビの音声を全てワイヤレス化できる『Bluetoothトランスミッター』を使う。